意識低い系・理系大学院生のマインツ留学体験記

化学専攻の修士2年生です。10月から約2ヶ月半、ドイツのマインツ大に留学。意識が低くても留学生活を満喫できることをお伝えできれば幸いです。

懺悔 - 締切について

こんなことしてる暇があったらさっさとやれって話なんですよね。でもできないです。何でかは分からないんですが、生まれついて締切ギリギリにならないと何も手が付かないんですよ。ドイツに来ても変わりませんでした。

締切ギリギリエピソードは山のようにあるんですが、24年間生きてきた中で一二を争うエピソード、それは大学院の入試で直前の3日しか勉強しなかったことです。

大学院入試って、言ってみれば大学3年間の講義まるごと試験範囲です。3年間の講義、まぁそれぞれ中間試験と期末試験があるわけなんですけれども、これ、普通に1教科あたり最低でも1日くらいはきちんと勉強しないと間に合わない量です。どう考えても3日で終わるわけがありません。なのにわたしは3日前になるまでほんとに何もしませんでした。勉強らしい勉強といえば、有機化学の教科書をぼんやり読むぐらいでした。あーこんな反応あったなアハハ、みたいな。勉強じゃなくて単なる読書でした。過去に戻れるものなら、あの時の自分をしばき倒したいです。

一方、勉強に励んでいた3日間は、不眠不休に近い状態で取り組んでいました。ご飯もおにぎりを1日に3つとか。食べる時間すら惜しい、やるかウォー、たばこ吸いながら過去問をチェックしたり、風呂に入ってる間も反応機構が何とかかんとかブツブツ言いながらだったり、もしかしたら夢の中でも勉強してたのかもしれないですね。これはさすがに冗談です。ちなみにこの間、「最初から計画立ててきちんとやればよかった」という後悔は常に頭のなかにありました。

で、大学院入試の結果なんですけれども、手応えとしては「あーさすがに落ちたな、ここでケジメつけて就活始めるか……」って感じでした。有機化学専攻なはずなのに、有機化学が一番出来てなかったんじゃないかなと思います。空欄が結構あった気がします。……当たり前ですね。3年間ぶんの勉強が試験範囲なのに、3日で終わるわけがありません。そして、こんなメチャクチャなことやってる奴に、常に締切との闘いである研究活動なんてムリです。

で、まー落ちててもしょうがないか、ショックだけどこれからも生きていかないといけないし、別の大学院に応募するかなぁ、なんて考えながら迎えた結果発表。受かってました。喜びよりも、困惑の感情が大きかったです。こんなメチャクチャなことしてるのに大丈夫なのか我が母校、と、意味不明な心配もしてた気がします。ちなみにですが、大学院入試の結果って、日頃お世話になってる研究室の先生のメンツにも関わってくることなんですよね。とてつもなく失礼かつ無礼なクズ学生でした。過去に戻れるならしばき倒したい。

 

で、タチが悪いことに、こういった締切ギリギリエピソードは大抵なんとかカタチになって終わってる、ハッピーとまではいかないけれども、バッドエンドではない。そういうことを繰り返し繰り返し体験してるとクセになっちゃうんですよね。締切に関する危機感というか、責任感というか、そういったものがわたしには全くもって無いのかもしれません。

一週間前からテスト勉強を始める、なんてわたしには絶対にできません。思い返せば小学生の頃からおかしかった気がします。夏休みの自由研究やら宿題やら、全部ひっくるめて8/31になんかでっち上げて乗り越えてたように思います。泣きながらやったりとか。うーん、こうしてみると「三つ子の魂百まで」という諺の重みを感じますね。いや、今はそんなことしてる場合じゃないんですけれどもね。こと締切の重みを理解できないというこの病、死ぬまで治らないかもしれません。

 

何でしばらく更新滞ってた中で唐突にこんな意味不明な記事を書いたかというと、今まさに締切がすぐそこにあるのに何もしていないからです。はい、すみませんでした。生きててごめんなさいレベルですみませんでした。謝ってもしょうがないんですけどね。やらなきゃ、ということは分かってるはずなんですが、本当に何も手が付かなくて困ります。

わが24年間の人生、振り返ってみると異常なことばかりです。これはわたしの性格、意識の低さということだけで片付けて良いのかなぁ。ちょっとわかんないです。日本帰ったら頭の病院に行こうかなと思いました。

 

ありがとうございました。