ドイツでのタバコ事情について〜自由に吸えるが高い〜 - 意識低い系・理系大学院生のマインツ留学体験記

ドイツでタバコ吸うってどんな感じなの？ドイツ人の喫煙者は？ってことについて書いていきます。

わたしの喫煙事情@日本

わたしはまあまあタバコを吸う人間です。締切に追われている時は1日1箱は軽く吸いますが、そうでもない時は1日5本とか。休みの日は全く吸わないこともあります。わたしは基本的に、最近はやりの加熱式タバコ「iQOS」を愛煙しておりまして、このメンソール味がとても気に入っております。

さて、そんなわたし、ドイツに留学するにあたって「これをきっかけに禁煙したる！」なんて意気込んでいましたが、免税店で大安売りしているiQOSのヒートスティック（1箱370円！）を見た瞬間、禁煙することを諦めました。相変わらず意識低いですね。

さて、このようなタバコ大好きマンなわたしは、税関に引っかからない限界の量のiQOSヒートスティックを持ち込んだ（紙巻たばこ200本、つまり10箱です）のですが、あっという間に無くなってしまいました。というわけで、現地調達する必要に迫られたわけです。

ドイツの喫煙事情その1・お値段

f:id:Ecsacat:20171105095339j:plain — Rauchen ist tödlich（迫真）

iQOSのヒートスティックは、1箱6€です。日本円にするとおよそ800円でしょうか。めっちゃ高いです。超高級品です。こんな高かったら誰も買えやしないから「ドイツには喫煙者が少ないんだろうなぁ」と思っていました。が……。

ドイツの喫煙事情その2・喫煙場所

こんだけ高いタバコなんですが、驚くべきことに街や大学は喫煙者で溢れかえっています。そして街のあちらこちらに灰皿が設置されており、喫煙ユビキタス社会が実現されています。

f:id:Ecsacat:20171105102158j:plain — 大学の灰皿。ここから歩いて数メートルのところにももう1つある

これはびっくりしました。「禁煙・分煙、日本は遅れている！」とか言ってた人って誰なんでしょうか。マインツの街は歩きタバコしてる人で溢れかえっています。信号待ちの間に吸うかーって人もとても多いです。大学でも、学食（屋外限定ですが）で喫煙しながらおしゃべりしてる学生もわんさかです。嫌煙の人にとっては、日本よりもドイツのほうがよっぽど酷い状況になっていると思います。むしろ日本のタバコ政策はとても進んでいるんじゃないのかと思わされます。

また、喫煙者の属性も面白いです。日本だと女性の喫煙者ってあまり見かけないものですが、ここドイツですと女性の喫煙者もいっぱいいます。へーあんな可愛い子が吸うのかぁと、変な気分になってきます。きっとフェミニストの方々からすると、わたしは旧来的な価値観が染み付いている女性差別主義者ってことなのかもしれませんね。

ドイツの喫煙事情その3・電子タバコは？

街や大学を歩いていますと、紙巻たばこを吸っている人が多いです。いまどきの日本だと喫煙所では一人や二人くらいiQOSやVapeのような電子タバコユーザーを見かけるもんですが、ドイツに来てからはiQOSユーザーを見たことがありません。まだあまり普及していないんでしょうか。こんな便利でいいもの（iQOSの素晴らしさについてはまた別の記事に書きます）なのにねえ。もしかしたらマインツのiQOSユーザーはわたし一人なのでは……？という気さえしてきます。

ということで、残念なことに日本ほどiQOSのヒートスティックがavailableじゃないんですね。そしてわたしが住んでいるマインツは田舎なので、わたしの大好きなメンソール味のヒートスティックがなかなか売っていません。Mainz Hauptbahnhof（マインツ中央駅、マインツで一番栄えてるとこ）のタバコ屋ですら、非メンソールの3種類しか扱っていませんでした。ということで、もしもiQOSのメンソール大好きな人がマインツに旅行しようと思う場合は、覚悟を決めて免税店でいっぱい買い込んでおきましょう。もしくは紙巻たばこで我慢しましょう。