意識低い系・理系大学院生のマインツ留学体験記

化学専攻の修士2年生です。10月から約2ヶ月半、ドイツのマインツ大に留学。意識が低くても留学生活を満喫できることをお伝えできれば幸いです。

イタリア旅行記①〜電車の旅でベネチアへ〜

は?お前の留学先ドイツじゃね?という突っ込みが入りそうなタイトルですね。実は10月末からドイツでは5連休なんです。住み慣れたマインツに引きこもってても面白くないなあということで、思いきってイタリア旅行に行くことにしたのですそしてここ数日ブログの更新をサボっていたのは書くのに飽きたからではなくて、単純に旅行で忙しかった上にホテル以外ではインターネットつながらないマンになっていたからです。

初日その1〜電車でベネチア!?〜

日本にいると、電車に乗って他国に行くなんてありえないですよね。ところがヨーロッパにいるとこれが一般的なんだそう。ということで、ミュンヘンからベネチアまで、電車一本で行ってきました

お値段片道90ユーロくらいです。こちらのサイトから予約しました。

www.bahn.de

当時はBahnCardという概念を知らなかったので多分損してます。そして電車の空席状況についてですが、ドイツ人のみなさん、5連休を使ってイタリア旅行しようと思っているからか、予約席が取れませんでした。どこか座れるだろうしまぁいいかと思って乗り込んだところ……

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自由席です!ここに予約のカードが入ります。

上記の写真は、予約状態を表すタグです。写真ではカードが入っていないので、自由席を示しています。「ここにカードが入ってる席は全部予約済みだよ!」ということですね。そしてわたしは無駄に重いトランクを引きずり全部の車両を巡ったのですが、すべてカードが入っていました……ミュンヘンからベネチアまでおよそ7時間くらいかかるのですが、うわぁこの間ずっと立ち乗りかよとブルーになりました。

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お客さんは結構いました。

が、捨てる神あれば拾う神あり、この手の長距離列車には「食堂車両」という概念があるのです。普通のレストランと同じように食べ物やお酒を頼みつつ、車窓から移り変わる風景を楽しむ……というなかなか乙なものです。ちなみに、わたしのように予約席の取れなかったお客さんが結構いたと思います。

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メニューです。お値段は意外と良心的です。

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謎の白ワイン。おいしかったです。

ビールとコーヒーとワインをチビチビやりながら、なんとか7時間粘りきりました。電車のご予約は計画的に……。

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オーストリアのどこか

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イタリアのどこか

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そしてベネチア

ちなみに車窓から見える風景ですが、ドイツ、オーストリア、イタリアと国境を越える度にどんどん雰囲気が変わってゆき、とても楽しめました。のんびり電車に乗ると、ただの移動時間ではなくて観光も楽しめますね。

初日その2〜夜のベネチアはすばらしい〜

食堂車両耐久7時間レースを無事終えまして、ベネチアはサンタ・ルシーア駅まで到着しました(18時過ぎ)。駅を出た瞬間、目の前にこういう風景が広がっておりました。

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水の都……。感無量でした。

はい。解説不要ですね。百聞は一見に如かずという言葉の通りでございます。これぞ水の都、美しいですね。

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うまい

晩御飯に食べたムール貝のトマト煮がとても美味しかったです。

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幻想的

橋の上から見ると、さらに美しい夜のベネチアが堪能できました。

この橋の上で行き来する船をぼんやりと眺めておりますと、日本人の観光客の方とおしゃべりする機会がございました。なんでも、真実の口とは単なるマンホールの蓋であるとか(名作「ローマの休日」にて、オードリー演じるアン女王が恐る恐る真実の口に手を入れるシーン、めっちゃ可愛いなぁと思うんですけど、あれマンホールの蓋かぁ……。)、ローマはなかなかに治安が悪くて警戒が必要であるとか、面白いお話をしてくれました。また、バスのりばの場所をレクチャーしてくれたりと、まさに旅は道連れ世は情けということですね。ありがとうございました。

この後、無事ホテルに帰って寝ました。旅行1日目はこんな感じでした。

まとめ

  • 長距離列車では座る場所がなければ食堂車両に駆け込めば良い
  • ムール貝はうまい
  • 夜のベネチアは絶景

テキトーな旅行も楽しいもんです。

ありがとうございました。